寺山炭窯跡

※大雨による土砂崩れのため、令和元年7月以降、一部エリアの立ち入りを制限しています(自然遊歩道は通行可能)。

1851年、薩摩藩島津家28代当主の島津斉彬が興した集成館事業。製鉄のための高炉や反射炉、布や糸を作る紡績工場、ガラス工場などが造られ、明治期の産業化の先がけとなる幅広い事業が行われた。他のアジア地域に先がけて、驚くべきスピードで成し遂げられた日本の産業化を推し進めたのは鹿児島のほか、九州・山口を中心とした地域。その貴重な遺産の価値を広め保護する目的で、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界文化遺産に登録された。鹿児島では「旧集成館」「寺山炭窯跡」「関吉の疎水溝」の3つが構成資産として登録された。

良質な石炭が採れなかった薩摩藩で、反射炉など集成館事業の燃料として用いる白炭を製造するために建設された炭窯の跡。建設された3基の炭窯のうち、1基が今も当時の姿を残している。

詳細情報

電話 099-227-1940
住所 鹿児島市吉野町10710-68

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