旧集成館反射炉跡

1851年、薩摩藩島津家28代当主の島津斉彬が興した集成館事業。製鉄のための高炉や反射炉、綿布を作る紡績工場、ガラス工場などが造られ、明治期の産業化の先がけとなる幅広い事業が行われた。他のアジア地域に先がけて、驚くべきスピードで成し遂げられた日本の産業化を推し進めたのは鹿児島のほか、九州・山口を中心とした地域。その貴重な遺産の価値を広め保護する目的で、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界文化遺産に登録された。鹿児島では「旧集成館」「寺山炭窯跡」「関吉の疎水溝」の3つが構成資産として登録された。

旧集成館反射炉跡は、大砲の鋳造を目的として建設された反射炉の基礎部分の跡。燃料を燃やし、その熱や炎を壁に反射させて鉄を溶かした。

詳細情報

電話 099-247-1511
住所 鹿児島市吉野町9700-1(名勝 仙巌園内)

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